無料でLPを作りたいと思って調べると、Wix、Canva、HubSpot、Google Sites、STUDIO、ペライチ、Webflowなど、多くの選択肢が出てきます。どれも便利に見えますが、初心者ほど「結局どれを選べばよいのか」で止まりやすくなります。
先に結論を言うと、無料LP作成ツールは機能の多さだけで選ばないほうがよいです。大切なのは、誰に何を提案するか、どのCTAへ進んでもらうか、公開後に改善できるかを実装しやすいことです。
この記事では、無料でLPを作れる代表的なツールを比較し、目的別のおすすめ、無料利用時の注意点、公開前チェック、成果につなげる選び方まで解説します。
無料LP作成ツールは機能数より実装しやすさで選ぶ
LP作成ツールを比較すると、テンプレート数、AI機能、フォーム、SEO、決済、分析などの機能が目に入ります。しかし初心者が最初に見るべきなのは、機能の多さではありません。
LPは、訪問者に一つの行動を取ってもらうためのページです。つまり、ファーストビューで価値を伝え、本文で納得を作り、CTAで行動へ進める流れを作れるかが重要です。どれだけ機能が多くても、コピーやCTAを直しにくいツールでは改善が止まります。
- ファーストビューを自由に編集できるか
- CTAボタンやフォームを自然な位置に置けるか
- スマートフォン表示を確認しやすいか
- 公開後に見出しやオファーをすぐ直せるか
- 計測や広告タグの設定が必要範囲でできるか
- 無料プランの制限が目的に合っているか
LP制作の基本順序は、先に「LPの作り方|初心者向け基本ステップ」で整理しています。ツールを選ぶ前に、ゴール、ターゲット、オファー、CTAを決めておくと迷いにくくなります。
無料でLPを作れる代表的なツール比較
ここでは、無料から始めやすく、LPや1ページ型サイトの制作に使われやすいツールを比較します。無料プランの範囲や機能は変更される可能性があるため、実際に使う前には各公式サイトで最新条件を確認してください。
| ツール | 向いている用途 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Wix | 広告・キャンペーンLP、店舗、サービス紹介 | テンプレート、ドラッグ&ドロップ、フォーム、分析、SEOなどをまとめて扱いやすい | 無料利用では独自ドメインや広告表示などの制限を確認する |
| HubSpot | BtoB、資料請求、リード獲得LP | フォーム、CRM、分析、SEO提案などマーケティング導線と相性がよい | HubSpotの管理思想に慣れる必要がある |
| Canva | イベント告知、簡易LP、SNS連動の告知ページ | ビジュアル制作に強く、画像やバナーとの一貫性を作りやすい | フォームや本格的な計測・改善には別ツール連携が必要な場合がある |
| Google Sites | 社内向け、簡易案内、イベント・資料まとめ | Googleアカウントで扱いやすく、共同編集や埋め込みに強い | 販売用LPとしての表現力やCTA設計は弱くなりやすい |
| STUDIO | ブランド感のあるサービスLP、採用、SaaS、イベント | デザイン自由度が高く、スマホ表示も意識して作りやすい | 自由度が高いぶん、コピー設計が弱いと見た目優先になりやすい |
| ペライチ | 個人事業、セミナー、相談予約、講座募集 | テンプレートから短時間で公開しやすい | 複雑なデザインや高度な連携は事前確認が必要 |
| Webflow | デザイン重視、海外向け、制作経験者向けLP | 細かなデザイン制御とレスポンシブ設計に強い | 初心者には学習コストが高め |
Wixは公式ページで、テンプレート、直感的なエディタ、AI、分析、SEO、フォームなどをLP制作用途として案内しています。HubSpotは、ランディングページ作成、リード獲得、分析、SEO提案、テンプレートライブラリを公式ページで説明しています。
Google Sitesは、プログラミングなしでドラッグ&ドロップ編集でき、チームやプロジェクト、イベント用サイトを作れるサービスとして公式に案内されています。
目的別のおすすめツール
無料LP作成ツールは、万能な一つを探すより、目的に合わせて選ぶほうが失敗しにくくなります。特に初心者は、作りたいページのゴールを先に決めてから選びます。
| 目的 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく早く1枚作りたい | ペライチ、Wix、Canva | テンプレートから始めやすく、短時間で形にしやすい |
| 広告やSNSから問い合わせを取りたい | Wix、HubSpot、ペライチ | フォーム、CTA、計測、マーケティング導線を組みやすい |
| 資料請求やBtoBリードを取りたい | HubSpot、Wix | フォーム、顧客管理、分析と相性がよい |
| デザイン性やブランド感を出したい | STUDIO、Webflow、Canva | 余白、写真、タイポグラフィ、世界観を作りやすい |
| 社内・イベント・簡易案内に使いたい | Google Sites、Canva | 共同編集や簡単な情報整理に向いている |
| 将来しっかり改善運用したい | HubSpot、Wix、STUDIO | 公開後の更新、計測、フォーム改善を考えやすい |
無料で始める場合でも、最初から完璧なツールを選ぶ必要はありません。まずは仮説を公開し、反応を見ることが大切です。ただし、広告を出す、独自ドメインを使う、CV計測をする、決済を入れる場合は、無料の範囲で足りるかを先に確認します。
無料プランで確認すべき制限
無料LP作成ツールには、公開できるページ数、独自ドメイン、広告表示、フォーム送信数、容量、計測タグ、決済、テンプレート、サポートなどの制限があります。ここを確認せずに作り始めると、公開直前に使いたい機能が使えないことがあります。
- 独自ドメインを接続できるか
- サービス側の広告やロゴが表示されるか
- フォーム送信数や保存件数に制限があるか
- Google Analyticsや広告タグを設置できるか
- スマートフォン表示を細かく調整できるか
- 決済や予約など目的に必要な機能が使えるか
- 公開後に担当者が自分で修正できるか
無料で作れることと、事業用LPとして十分に使えることは別です。テスト用、告知用、社内用なら無料で足りる場合があります。一方で、広告を使って本格的にリード獲得や販売を狙う場合は、有料プランや別ツールの導入が必要になることもあります。
各ツールの特徴と使いどころ
Wix:テンプレートとマーケティング機能をまとめて使いたい人向け
Wixは、テンプレートやドラッグ&ドロップ編集、フォーム、SEO、分析、AI機能などをまとめて使いやすいツールです。広告用LP、店舗LP、サービス紹介LPなど、一般的なLPを幅広く作りたい人に向いています。
注意点は、機能が多いぶん迷いやすいことです。最初からすべてを使おうとせず、ファーストビュー、CTA、フォーム、スマホ表示、計測に絞って作り始めると進めやすくなります。
HubSpot:リード獲得とCRM連携を重視する人向け
HubSpotは、資料請求や問い合わせなど、見込み客情報を取得して営業・マーケティングにつなげたいLPと相性がよいです。フォーム、テンプレート、分析、SEO提案などを一体で扱いやすい点が強みです。
一方で、LPだけを単発で作りたい人には機能が多く感じることがあります。BtoBや高単価サービスのように、LP公開後の顧客管理まで考える場合に向いています。
Canva:告知画像とLPを一体で作りたい人向け
Canvaは、バナー、SNS画像、チラシ、プレゼン資料などのデザイン制作と合わせて簡易ページを作りたい場合に便利です。イベント告知、キャンペーン告知、ポートフォリオの簡易案内などに向いています。
ただし、販売用LPとしてフォーム、計測、細かなCTA改善まで行いたい場合は、別ツールとの併用を検討します。見た目は作りやすい一方で、改善運用のしやすさは目的によって確認が必要です。
Google Sites:社内・イベント・情報共有向け
Google Sitesは、社内向けページ、イベント案内、プロジェクト資料、簡易的な情報共有に向いています。Googleドキュメントやスプレッドシートなどとの親和性が高く、共同編集しやすい点が魅力です。
ただし、広告運用や販売導線を前提にしたLPでは、デザイン表現やCTA設計が物足りない場合があります。外部向けの成約ページというより、情報を整理して共有する用途で考えると使いやすいです。
STUDIO:ブランド感のあるLPを作りたい人向け
STUDIOは、余白、写真、文字、レイアウトを整えながら、ブランド感のあるLPを作りたい場合に向いています。採用、SaaS、イベント、サービス紹介など、世界観と信頼感を伝えたいページで使いやすいです。
注意点は、デザインの自由度が高いぶん、見た目優先になりやすいことです。先にコピー、オファー、CTAを決めてからデザインに入ると、成果につながるLPに近づきます。詳しくは「STUDIOでLPを作る方法」でも解説しています。
ペライチ:短時間で公開したい初心者向け
ペライチは、個人事業主、講座、セミナー、相談予約、店舗サービスなど、短時間で1ページを公開したい場面に向いています。テンプレートから始めやすく、初心者でも作業に入りやすい点が強みです。
一方で、複雑なデザインや高度な連携をしたい場合は、必要な機能が使えるかを確認します。詳しい作り方は「ペライチでLPを作る方法」で解説しています。
Webflow:デザイン経験者・制作経験者向け
Webflowは、細かなレイアウトやレスポンシブ表現にこだわりたい人に向いています。海外向けサイト、デザイン性の高いサービスLP、制作経験者が作るLPでは候補になります。
ただし、初心者が無料で手早くLPを作る用途では学習コストが高めです。ツールを学ぶ時間より、まず訴求を検証したい場合は、よりシンプルなツールから始める選択もあります。
迷ったときの選び方
迷ったときは、最初にツール名ではなくLPの目的を書き出します。問い合わせが欲しいのか、資料請求が欲しいのか、セミナー申込が欲しいのか、商品を販売したいのかで、必要な機能が変わります。
- LPのゴールを一つに決める
- 必要なCTAとフォーム項目を決める
- スマートフォンで読みやすい構成を作る
- 無料プランの制限を確認する
- 公開後にどの数値を見るか決める
- 最短で公開できるツールを選ぶ
初心者は、最初のLPでツールを完璧に選ぼうとしすぎないことも大切です。無料ツールは、仮説検証の入口として使えます。公開して反応を見てから、必要に応じて有料プラン、別ツール、制作会社への依頼を検討します。
無料ツールでLPを公開する前のチェックリスト
無料ツールで作ったLPは、公開前のチェックが特に重要です。テンプレートのまま公開すると、見た目は整っていても、誰向けの提案なのかが曖昧なページになりがちです。
- ファーストビューで誰向けの何の提案か伝わる
- CTAが一つの行動に絞られている
- ボタン文言が具体的になっている
- フォーム項目が多すぎない
- 料金・特典・保証・期限などのオファーが明確
- スマートフォンで文字とボタンが見やすい
- 公開URL、OG画像、メタ情報を確認している
- アクセス解析や広告タグの必要有無を確認している
- テスト送信や購入テストを済ませている
特に広告を出す場合は、広告文とLPのファーストビューを一致させます。広告では安さを訴求しているのに、LPでは品質だけを語っているようなズレがあると、訪問者はすぐ離脱します。
無料ツールの限界と外注を検討するタイミング
無料ツールは、スピードと検証には強いです。一方で、広告運用、計測、A/Bテスト、独自デザイン、複雑なフォーム、予約・決済、システム連携まで必要になると、無料の範囲では足りないことがあります。
- 広告費をかけて本格的に集客する
- 月に一定数の問い合わせや購入を狙う
- 計測タグやCV設定を正確に行いたい
- ブランド表現と成約率の両方を高めたい
- フォーム、予約、決済、CRMを連携したい
- 社内で改善する時間が取れない
この段階になったら、無料ツールで粘るより、有料プラン、専門ツール、制作会社への依頼を検討したほうが早い場合があります。無料ツールは悪い選択ではありませんが、事業として売上を伸ばす段階では、設計と改善の体制が重要になります。
まとめ
無料でLPを作れるツールは多くあります。Wixは幅広いLPに、HubSpotはリード獲得に、Canvaは簡易告知に、Google Sitesは情報共有に、STUDIOはブランド感のあるLPに、ペライチは短時間公開に、Webflowはデザイン経験者向けに使いやすい選択肢です。
ただし、成果を左右するのはツール名ではありません。誰に何を提案するのか、なぜ今行動すべきなのか、どのCTAに進んでもらうのかを明確にすることが先です。無料ツールは、コピーとオファーを検証するための手段として選びましょう。
よくある質問
Q無料でLPを作るならどのツールがおすすめですか?
A目的によります。早く作るならペライチやWix、BtoBの資料請求ならHubSpot、簡易告知ならCanva、ブランド感を重視するならSTUDIOが候補になります。機能数ではなく、CTAとフォームを実装しやすいかで選びましょう。
Q無料LP作成ツールだけで広告用LPは作れますか?
A作れる場合はあります。ただし、広告文とLPの訴求一致、スマートフォン表示、フォーム、計測タグ、コンバージョン設定を確認できることが条件です。本格的に広告費をかけるなら、有料プランや専門ツールも検討します。
Q無料ツールで作ったLPは独自ドメインを使えますか?
Aツールやプランによって異なります。無料プランでは独自ドメイン接続に制限がある場合が多いため、公開前に公式サイトで最新条件を確認してください。
QCanvaでLPを作るのはありですか?
Aイベント告知や簡易的な案内ページなら選択肢になります。バナーやSNS画像と世界観を揃えやすい点が強みです。ただし、フォーム、計測、CTA改善を本格的に行う場合は別ツールとの併用を検討します。
Q無料LP作成ツールで成果が出ない原因は何ですか?
Aツール自体より、ターゲット、オファー、ファーストビュー、CTA、FAQが弱いことが多いです。デザインを直す前に、誰に向けた提案か、申し込む理由が明確か、不安に答えられているかを確認しましょう。
Q無料ツールから制作会社への依頼に切り替えるタイミングはいつですか?
A広告費を本格的に使う、計測やA/Bテストをしたい、フォームやCRM連携が必要、社内で改善する時間がない場合は、制作会社や専門家への依頼を検討するタイミングです。